プラスチックのゴミ: 主要データ
プラスチックの山
過去70年間、世界は大量のプラスチックを生産してきましたが、一次製品として現在も使用されているのはそのわずか一部にすぎません。
アワー・ワールド・イン・データ(Our World in Data)社 によると、1950年以来、83億トン以上のプラスチックが世界で生産されています。 それは、現在の人口において一人あたり1トンに相当します。 2015年時点でまだ使用されていたのはその 30%に過ぎず、 55%は埋立られるか、その他の方法で廃棄処分され、 8%は焼却処分されました。 残りの6%に当たる、わずか5億トンがリサイクルされ、そのうち現在も使用されているのは1/5に過ぎず、大部分は廃棄処分されました。
2015年だけで3.81億トンのプラスチックが新たに生産され、生産量は年を追うごとに急増しています。
プラスチック生産量の首位が2大経済大国である中国と米国であることは驚くべきことではありません。ところが、一人あたりのリサイクル率ではドイツとアイルランドが最も高いことが分かっています。
ほとんどの先進国が有効なプラスチック廃棄物管理政策を導入しています。 一般に、貧しい国は、プラスチックを処分場に投棄する可能性が高く、そこから河川や海洋が汚染される可能性が最も高くなっています。 比較的貧しく人口の多いインドネシアやエジプト、ブラジル、ナイジェリア、インドなどは、それに該当します。 しかし、中国だけで世界で不正処理される廃棄物の4分の1以上を占めています。 長江は毎年、33.3万トンのプラスチックを海に流出させています。 長江に次いでプラスチック汚染が深刻なガンジス川には、長江のプラスチック量の3分の1が投棄されています。